NCフライスと腐食(エッチング)加工の組み合わせの銘板
弊社のNCフライス加工と腐食加工の組み合わせにより、大きめの銘板や厚みのある 銘板の加工が可能となりました。 今回(左画像)の銘板”40x130x2”を製作いたしました。 ロット数は100枚で金型を製作するには高額な金型代が必要となり、1枚ずつ腐食加工をしていただくには作業性も悪くコストも上がってしまいます。 一般的な銘板のようですが、この厚みを抜く方法といたしましては、プレス加工又は シャーリングカットとなります。プレス加工ではこのサイズの銘板だと前文でも申しましたとおり高額な金型代が必要となり、シャーリングカットだと枠巾やサイズのズレ等の不良率も上がります。またプレス加工やシャーリングカットになりますと、断面に立て筋が入りカット面もダレてしまいます。 そこで協力工場様と相談し、下記の画像のような冶具を作る事にいたしました。 弊社のプログラム作成時の送りと、フイルムを作成時の送りの位置を合わせる事で、枠も ズレる事無く、断面も刃物(エンドミル)でカットしておりますので綺麗に仕上がり、また 四隅の角Rもご指示とおり仕上がります。 この加工方法ができる事により、小ロットでのご対応、また厚みのある銘板の作製が可能となりました。 ※加工板と冶具のクリアランスは0.2ミリとなっております。 |